ミルク 育児

ミルク 卒業 いつ?悩むパパが知るべき3つの基準

ミルク 卒業 いつ?悩んだ僕の体験談

「ミルクっていつ卒業すればいいんだろう?」──これは僕が毎晩思っていたことです。娘が1歳を過ぎても、寝る前のミルクを欲しがって泣く日が続きました。離乳食もそれなりに食べていたのに、なかなかやめられないことに正直かなり不安を感じていました。

けれど、いま思えば「いつ卒業するか」ではなく、「どう向き合うか」が大事だったのだと思います。ミルクをやめるタイミングは、子どもの成長だけでなく、親の気持ちや生活リズムによっても変わります。焦らず、その子に合った進め方が必要でした。

実際に僕が試した方法をいくつかご紹介します。

まずはミルクの回数を「1回だけ」に減らす

朝・昼・夜と飲んでいた時期がありましたが、まずは夜だけにしてみました。これだけでも生活が少し楽になりました。

寝る前の飲み物を「ステップミルク」に変えてみた

明治の「ステップ」と、和光堂の「ぐんぐん」を比べました。うちの子は「ぐんぐん」のほうが飲みやすそうでした。栄養もしっかり入っていて、安心できました。

哺乳びんからストローに変えてみた

これは予想以上に効果がありました。哺乳びんを卒業することで「赤ちゃんっぽさ」が減り、子ども自身も「お兄ちゃんになった」と感じるようでした。


こうした工夫をしながら、最終的に1歳4ヶ月のときに自然と「もういらない」と言う日が来たのです。そのときは拍子抜けするくらいあっさりでした。

まとめると、「ミルクの卒業は、数字より気持ちのタイミング」。誰かと比べる必要も、「もう1歳なのに」と焦る必要もありません。
パパやママが不安になってしまうと、その気持ちが子どもにも伝わってしまいます。だからこそ、ゆっくり、じっくり、子どもと向き合うことが何より大事だと実感しました。

ミルク 卒業 いつが目安?基本の考え方

1歳前後が多いけど個人差あり

一般的に「1歳を過ぎたらそろそろミルク卒業かな?」と言われることが多いですが、実際には子どもによって全く違います。僕の娘も1歳のときにはまだしっかりミルクを飲んでいて、食事だけでは足りていないように感じていました。

専門書やネットで「1歳前後が目安」と書いてあるのを見て不安になったこともありましたが、今思えばそれに振り回されすぎなくて良かったと感じています。

なぜなら、ミルクをやめる目安には個人差が大きく、以下のような要素も影響するからです。

  • 食事の進み具合(しっかり食べているか)
  • 夜泣きの有無(夜間にミルクを求めるか)
  • 情緒の安定(哺乳びんに安心感を求めているか)

このように、単に月齢だけで判断せず、お子さんのペースを尊重することが一番だと感じました。
目安はあくまで目安。焦らなくても、子どもはちゃんと自分のタイミングで前に進んでいきます。

フォローアップミルクとの違いも知る

僕も最初は混乱したのですが、「フォローアップミルク」は普通のミルク(育児用粉ミルク)とは使い方が違います。これをきちんと知っておくと、卒業の時期を見極めやすくなります。

育児用ミルクは母乳の代わりとして0〜1歳の赤ちゃんが飲むものです。対して、フォローアップミルクは1歳頃から使われる「栄養を補う飲み物」です。離乳食で足りない鉄分やカルシウムをサポートしてくれます。

実際に使ってみて、僕は「和光堂のぐんぐん」と「明治ステップ」を試しました。
それぞれの違いは以下のとおりです。

  • ぐんぐん:飲みやすさが特徴。粉が溶けやすく、子どもが嫌がりませんでした。

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  • ステップ:栄養成分が豊富。特に鉄分がしっかり入っており、偏食気味でも安心できました。

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どちらも便利ですが、食事でしっかり栄養を取れるようになってくれば、無理に続ける必要はありません。大切なのは「足りない栄養を補う目的」で使うことです。ミルクの延長線と考えてしまうと、卒業の判断がしづらくなるため注意が必要だと感じました。

卒乳と断乳の意味の違いを理解する

30代パパ 30代パパ
僕自身、最初は「卒乳」と「断乳」の違いがよく分かっていませんでした。けれども、実際に娘と向き合っていく中で、この2つの違いを理解すると、気持ちがだいぶ楽になりました。

簡単に言えば、

  • 卒乳:子どもが自然とミルクを飲まなくなること
  • 断乳:親の判断でミルクをやめること

という違いがあります。

うちの場合は、夜泣きが多かったこともあり、正直「もう夜のミルクはしんどいな…」と感じる場面が何度もありました。そのため「断乳」も考えましたが、結果的には「卒乳」に近い形で終わりました。きっかけは、ストローでお茶を飲むようになったこと。それを機に、自然と哺乳びんを使わなくなっていきました。

「卒乳=理想」「断乳=かわいそう」というイメージを持ってしまう方も多いかもしれませんが、僕はそうは思いません。それぞれの家庭の事情や親の体力、子どもの性格によって、選ぶ方法が違って当然です。

どちらを選んでも間違いではありません。大切なのは、親子にとって納得できるやり方を選ぶこと。それが結果として、一番穏やかな卒業につながると実感しました。


生活リズムからわかる3つの卒業サイン

① ミルクの時間を忘れるようになった

「そろそろミルクの時間かな?」と思っても、子どもがまったく気にしなくなった。そんなときは、卒業のサインかもしれません。
わが家では、毎晩決まった時間にミルクを欲しがっていた娘が、ある日からコップのお茶を選ぶようになりました。驚いた反面、親として少しさみしさもありましたが、それは成長の証でした。

この変化が現れるのは、だいたい以下のようなタイミングです。

  • 離乳食をしっかり食べるようになったとき
  • 食後にすぐ遊びたがるようになったとき
  • ミルクよりお茶や水を好むようになったとき

僕はそれまで「ステップ」や「ぐんぐん」などのフォローアップミルクを使っていましたが、自然と飲む量が減ってきたため、思い切ってストックも買わなくなりました。無理にやめさせるより、こうした「自然な変化」を見逃さないことが、穏やかな卒業につながると感じました。

② 朝までぐっすり眠れる日が増えた

夜中に何度も起きてミルクをあげる生活が続いていた僕にとって、「朝までぐっすり眠れる夜」が増えたことは本当に大きな変化でした。この変化こそ、ミルク卒業の一つの目安だったと思います。

それまでは夜泣きのたびに哺乳びんを渡していましたが、1歳半ごろから水だけで落ち着くようになったのです。最初は「ミルクがないと寝られない」と思い込んでいましたが、そんなことはありませんでした。

以下のような様子が見られたら、ミルクをやめるチャンスかもしれません。

  • 夜中に起きても抱っこだけで眠れるようになった
  • 朝まで起きずに寝ている日が3日以上続いた
  • 夜のミルクを欲しがらなくなった

うちは、夜だけ「ぐんぐん」から麦茶に切り替えました。コップに名前シールを貼って「これパパと一緒だね」と話しかけると、喜んで飲んでくれました。夜のミルクがなくなっただけで、親の負担もぐっと減りますし、生活リズムも整いやすくなります。

③ 保育園や外出先でミルクなしで過ごせる

家ではミルクを欲しがるのに、保育園では何も言わずに過ごしている。そんな状況が出てきたとき、僕は「あれ?もう卒業していいのかも」と思いました。

実際、保育園の先生に聞いてみると、「お茶や白湯で十分落ち着いていますよ」と教えてくれました。最初は驚きましたが、家とは違う環境の中で子どもは意外と適応しているのだと感じました。

こんな場面があったら、卒業のタイミングと考えてもいいと思います。

  • 保育園で哺乳びんを使っていない
  • お出かけ中もミルクを欲しがらない
  • 他の子と同じようにコップで水分を取れる

うちでは「ピジョンのマグマグ」を外出用に使っていました。持ちやすく、漏れにくいため、電車や公園でも重宝しました。ミルクをあげる手間が減ることで、お出かけもスムーズになり、親子ともにストレスが減ったことを覚えています。

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「外ではいらない」というのは、子どもが自立し始めた証かもしれません。その変化に気づいてあげることが、自然な卒業への第一歩になると実感しました。


ミルク 卒業 いつでも焦らなくていい理由

子どもにもペースがある

ミルクの卒業は、カレンダー通りには進みません。子どもにはそれぞれのペースがあり、「1歳になったから」「周りがやめたから」といって一律に進めるものではないと、僕は実体験から強く感じました。

うちの娘は、1歳半を過ぎても夜にミルクを飲んでいました。保健師さんから「そろそろ減らしましょうか」と言われたこともありましたが、実際にやめようとすると、寝つきが悪くなったり、機嫌が崩れたりする日が増えたのです。

そのとき試してよかった方法がこちらです。

  • 哺乳びんをストロー付きマグに変えてみる
  • 夜は「お茶だけの日」を試す(無理にはやめない)
  • ミルクの前にごはんをしっかり食べさせてみる

こうした取り組みを通じて、娘は少しずつ「なくても平気」に近づいていきました。やめる「日」を決めるより、子どもが安心できる形で進めることのほうが大切だと気づかされました。焦らず、ゆっくりでいい。そう思えるだけで、親の心にも余裕が生まれます。

まわりと比べる必要はない

「もうミルクやめたって」「1歳で卒乳したらしいよ」と、まわりの話を聞くたびに、正直あせった時期がありました。でも今なら、まわりと比べてもいいことはひとつもないと、胸を張って言えます。

なぜなら、子どもはそれぞれちがうからです。性格、体格、食欲、そして安心の感じ方まで、ひとりひとり違います。うちの子も、友だちよりもミルクを長く飲んでいましたが、今では元気いっぱいに走り回っています。

僕が気をつけたことは次の3つです。

  • SNSやママ友の情報をうのみにしない
  • 「〇歳でやめなきゃ」は考えず、今の様子を見つめる
  • 子どもの「変化」に目を向ける(飲み方や回数など)

「ぐんぐん」や「ステップ」など、同じ月齢向けの製品を使っていても、合う合わないがあるのが現実です。実際にうちは「ぐんぐん」はよく飲みましたが、「ステップ」はあまり口に合わなかったようで残すことが多くありました。

比べてしまいそうなときこそ、今この子がどう感じているかに目を向けるべきだと思います。それが結果的に、親にも子にもストレスの少ない卒業につながると感じました。


ミルク 卒業後に気をつけたいこと

水分補給はどうする?

ミルクを卒業した後、多くのパパママがまず心配するのが「水分補給」です。僕も最初は、「ミルクがなくなったら水分は足りるのか?」と不安になりました。ですが、いま振り返ると、少しずつ慣らしていけば心配することはなかったなと思います。

ミルクの代わりとしては、以下のものを使いました。

  1. 麦茶(最初はほんの少し薄めたもの)
  2. 湯ざまし(白湯)
  3. たまに野菜スープ(食事と一緒に)

うちの娘は、「ピジョンのストロー付きマグマグ」がお気に入りで、それを使い始めてからお茶を飲む量が一気に増えました。哺乳びんに比べて持ち運びしやすく、外出時にも重宝しました。

特に夏場やお風呂上がりは、脱水にならないようこまめに声をかけました。「ごくごく飲めたね」「パパと一緒だね」と声をかけるだけでも、子どもはうれしそうに飲んでくれます。

大切なのは、「水分のとり方」を習慣にすることです。ミルクがなくなったあとも、自然に水分をとれる流れを生活の中に作っていくことが、安心につながると実感しました。

栄養バランスは食事でカバー

ミルクをやめると、「ちゃんと栄養が足りているのかな?」と心配になるかもしれません。僕自身、育児用ミルクに頼っていた部分が大きかったので、離乳食だけでカバーできるのか不安でした。

でも、ポイントを押さえれば大丈夫でした。僕が気をつけていたのは、以下の3つです。

  • 主食・主菜・副菜をなるべくそろえる(ごはん、魚や肉、野菜)
  • 鉄分を意識してとる(レバー、納豆、小松菜など)
  • おやつにヨーグルトや果物を取り入れる

市販のベビーフードを使うときも、「和光堂の栄養マルシェ」シリーズなど、鉄分やカルシウム入りのものを選ぶようにしました。

一方、「キューピーのやさいとなかよし」は野菜中心で、味が優しく娘もよく食べてくれました。

ミルクの代わりにフォローアップミルクを続ける選択肢もありますが、1日3回の食事+おやつが安定してきたら、食事だけでじゅうぶん補えると感じています。
むしろ、毎日のごはんでバランスを意識することで、食べる力や味覚も育つようになりました。

焦らず、少しずつ。子どものペースに合わせながら、「楽しく食べること」を大事にしていけば、自然と栄養のこともクリアできます。


まとめ|ミルク 卒業 いつ?正解はひとつじゃない

「ミルクの卒業、そろそろかな……?」と悩む日々の中で、僕がいちばん感じたのは、「正解は人それぞれだ」ということでした。

育児本やネットの情報を読むたびに焦り、同じくらいの月齢の子がもう哺乳びんを使っていないと聞けば、不安に押しつぶされそうになったこともあります。

でも、実際に娘と向き合いながら気づいたのは、卒業のタイミングは「月齢」よりも「その子と親の準備」が大事だということでした。

生活リズムが整ってきたとき、水分補給ができるようになったとき、ごはんをしっかり食べられるようになったとき。そうした日々の変化をひとつずつ積み重ねていく中で、気がつけばミルクは自然と卒業していたのです。

この記事でご紹介した内容を、あらためて簡単に振り返ります。

  • ミルク卒業の目安は1歳前後が多いが、個人差が大きい
  • フォローアップミルクや食事で栄養は補える
  • 卒乳・断乳の違いを知り、自分たちに合った方法を選ぶ
  • 子どもの生活リズムの変化を見逃さない
  • まわりと比べず、わが子の成長を信じる

育児は本当に大変です。思うように進まないことばかりで、何度も迷います。

けれど、子どもはちゃんと成長していきます。そして、親も同じように、少しずつ育っていくのだと僕は思います。

焦らず、比べず、わが子の歩みに寄り添っていくこと。

それが、「ミルク卒業」という節目を穏やかに乗り越える一番のコツだと、今の僕は心から感じています。

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