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絵本 おすすめ 0歳|寝かしつけに強い1冊は?

「0歳に絵本って、早すぎない?」
正直、最初はそう思っていました。
ですが、寝かしつけのたびに抱っこしても泣き止まない日が続いたとき、絵本が“助け舟”になってくれたんです。

この記事では、実際にパパとして絵本を読み聞かせてきた中で、
「これは寝かしつけに効いた」と実感できた1冊を紹介します。
さらに、他にも試した絵本や、選ぶときのコツもあわせてお伝えします。

以下のような方には特におすすめです:

  • 赤ちゃんが夜なかなか寝てくれない
  • どの絵本を買えばいいか分からない
  • 寝る前の時間を落ち着いて過ごしたい

子どもにとって「絵本」は、お話以上の安心材料。
どんな一冊が、親子の夜にそっと寄り添ってくれるのか――
パパ目線のリアルな経験をもとにお届けします。

絵本 おすすめ 0歳|選ぶ前に知っておきたいこと

0歳は「聞こえ方」で印象が変わる

0歳の赤ちゃんは、まだ言葉の意味は分かっていません。
でも、音のリズムや声の高さにとても敏感です。
私が最初に気づいたのは、同じ絵本でも読む声のトーンを落ち着かせるだけで、息子の表情がやわらいだことでした。

たとえば『じゃあじゃあびりびり』は、大きな声で読むと目をパチッと開くのですが、
ゆっくり優しく読むとそのままウトウトすることが多くなりました。

絵本を選ぶときは、

  • どんな音が出るか
  • 読むときに声のトーンが自然とやわらぐか
など、「聞こえ方」を意識するのがおすすめです。
ちょっとした声の違いで、赤ちゃんの反応が大きく変わります

「寝かしつけ向き」と「読み聞かせ向き」は違う

絵本とひとことで言っても、寝かしつけ向きと、昼間に読む絵本はまったく別物です。
私も最初はカラフルな動物絵本を寝る前に読んでいましたが、子どもが興奮してしまい、なかなか寝ついてくれませんでした。

寝かしつけに合う絵本には、次のような特徴があります:

  • 絵がシンプルで、ページがごちゃごちゃしていない
  • 繰り返しの言葉が多く、テンポがゆったりしている
  • 読んでいる大人の声が自然と落ち着く内容

中でも『おつきさまこんばんは』は、夜の空気に合った絵とテンポで、読み終わるころにはこちらまで眠くなるほどでした。
最後に「おやすみ」と言える絵本を選ぶと、気持ちよく寝かしつけに入れます。

絵本 おすすめ 0歳|パパが感じた選び方のコツ

読み手が「疲れないこと」も大事

絵本選びというと、つい「赤ちゃんが喜ぶかどうか」だけに目が向きがちです。
しかし、読み聞かせる側である親も、毎日の寝かしつけに関わるとなるとかなりの体力を使います。

私自身、文字の多い絵本を連日読んでいた時期は、喉が痛くなってしまったことがありました。
特に仕事終わりで疲れているときには、短くて言葉のテンポが自然な絵本に救われました。

たとえば『くっついた』は、短い文章ながら温かみがあり、声に出して読んでいても無理がありません。
絵本を習慣として続けるためにも、「大人が疲れないか」を選ぶ基準に加えることは、思っている以上に大切だと感じています。

子どもが泣いていても読めるかどうか

0歳の赤ちゃんは、眠くなったり不安になったりすると、絵本を読む前にすでに泣いていることがよくあります。
そんな状況で複雑な絵本やページが薄い本を読むと、親のほうが焦ってしまうこともあります。

我が家で役立ったのは、「ボードブック」と呼ばれる厚紙でできた絵本です。
特に『いないいないばあ』は、ページがしっかりしていて片手でもめくれ、泣いている子どもを抱っこしながらでも読めたため、本当に重宝しました。

内容もシンプルで、「ばあ!」のタイミングに合わせて声を出すと、赤ちゃんの泣き声がふっと止まることもあります。
読み手のペースで進められる絵本は、パパにとっても、赤ちゃんにとってもやさしい選択肢だと感じました。

絵本 おすすめ 0歳|我が家で寝かしつけに強かった1冊

何度も読んだのは『おつきさまこんばんは』

いろいろ試した中で、最終的に一番読んだ絵本は、『おつきさまこんばんは』でした。
シンプルな内容ですが、我が家の寝かしつけ時間にはぴったりの1冊です。

この絵本の良かった点は、

  • ページが厚くてめくりやすい
  • 文章が短く、リズムがゆったりしている
  • 「こんばんは」の繰り返しが心地よい
という点でした。

特に夜の静かな部屋で読むと、おつきさまの笑顔が自然と「おやすみ」の気分を誘うように感じます。
毎晩のように読んでも、子どもも私も飽きずに楽しめました。

結果的に、「寝る=この絵本を読む」が自然と習慣になり、布団に入る流れがスムーズになったのを覚えています。

夜の空気にぴったりのシンプルさ

『おつきさまこんばんは』が寝かしつけに強いと感じた理由のひとつは、絵も文章もすべてが「静か」であることです。

私も最初は、もっとカラフルでにぎやかな絵本の方が喜ばれるのではと思っていました。
けれど、寝る前にそうした絵本を読むと、子どもが目をランランとさせて逆効果になることもありました。

一方でこの本は、

  • 暗めの背景に黄色いお月さまが映える構図
  • 登場キャラが少なく、目線がぶれない
  • 読み手も自然と落ち着いた声になる
といった特徴があり、夜の「しずけさ」と相性が抜群でした。

大げさな展開もなく、淡々と終わるストーリーだからこそ、子どもも安心してまぶたを閉じられるのだと思います。

絵本 おすすめ 0歳|他にも使える寝かしつけ本3選

『じゃあじゃあびりびり』は静かに集中

赤ちゃん向けの定番絵本『じゃあじゃあびりびり』は、シンプルな音の繰り返しが魅力です。
一見にぎやかな印象もありますが、夜にやさしい声で読めば、意外と落ち着いた時間がつくれます。

この本は、

  • 短い音で構成されている
  • ページが厚くてめくりやすい
  • 絵が大きくて見やすい
という特徴があり、赤ちゃんの目と耳を自然に引きつけます。

大きな声で読むよりも、ささやくように「びりびり…」と読んだ方が集中してくれることが多く、我が家では寝る前にも活躍しています。

『もこもこもこ』は目で楽しめる

『もこもこもこ』はストーリーらしい流れがなく、言葉ではなく「音」と「絵」の世界に入り込める絵本です。
私も最初は「これ、意味あるのかな?」と思っていましたが、読み始めてすぐ、息子がじっと絵を見つめる姿に驚きました。

この本のよさは、

  • 登場する言葉が不思議で耳に残る
  • 色のコントラストがはっきりしていて赤ちゃんにわかりやすい
  • 読む側も自由に声をつけられる
という点にあります。

寝かしつけ直前ではなく、少し早めの「絵本タイム」に読むことで、興奮させずに落ち着かせる導入として使えました。

『ねんね』はリズムがやさしい

寝かしつけに特化した絵本として、私が選んで良かったのが『ねんね』という一冊です。
とても短く、「ねんね、ねんね」と繰り返す言葉が自然と眠りを誘う構成になっています。

特徴としては、

  • 文字数が少なく読む時間が短い
  • どのページにも「ねんね」の言葉が入っている
  • 背景や絵が落ち着いた色味で安心感がある
という点があり、寝る直前にぴったりです。

私も何度も読んでいますが、読む側の声も自然とゆっくりになり、子どもを落ち着かせる力があると感じています。
まさに「寝かしつけに強い」絵本のひとつだと思います。

絵本 おすすめ 0歳|迷ったときの決め手は?

「親が好きになれるか」が一番大事

絵本選びで意外と見落とされがちなのが、「親自身がその絵本を好きかどうか」という視点です。
私も最初は「赤ちゃんが興味を示しそうなもの」を優先していましたが、実際に毎晩読むとなると、自分にとっても心地いい絵本でないと続きませんでした。

特に寝かしつけに使う絵本は、気持ちを落ち着ける時間でもあります。
そのときに、無理してテンションを上げたり、好きでもない内容を読むのは正直しんどいものです。

だからこそ、以下のような視点も大切にして選ぶと良いと思います。

  • 声に出して読んでいて気持ちがいい
  • 絵の雰囲気が自分の好みに合っている
  • 内容に共感できたり、自然と笑顔になれる

親が好きな絵本は、読む声にもあたたかさが出ます
それが赤ちゃんにも伝わるのではないでしょうか。

毎日読んでも飽きないかがカギ

寝かしつけで絵本を使うとなると、毎日のように同じ本を読む可能性が高くなります。
そのため、選ぶときには「大人が何度読んでも苦じゃないか」をしっかり確認することが大切です。

我が家でも最初に買った絵本のいくつかは、テンポが悪かったり、読むたびに疲れてしまったりして、すぐに読まなくなってしまいました。

逆に、長く読み続けられた本にはこんな共通点がありました:

  • 言葉のリズムが自然で心地いい
  • 絵がシンプルで飽きにくい
  • 読んだあとに「おやすみ」と言いやすい終わり方

毎日読むことを前提に考えると、「一発勝負」より「じわじわ効く」タイプの絵本のほうが、寝かしつけには向いていると感じました。

まとめ|寝かしつけに強い絵本とは

0歳の赤ちゃんに絵本を読み聞かせる――最初は「まだ早いのでは?」と迷うこともあるかもしれません。
私自身も、どんな絵本が寝かしつけに合うのか分からず、いろいろな本を試しては悩みました。

それでも繰り返し読み続けるなかで気づいたのは、絵本はただの「読み物」ではなく、赤ちゃんとの“心のやりとり”だということです。

実際に我が家で効果があった絵本には共通点がありました。

  • 短くて声に出しやすい
  • 絵がごちゃついておらず落ち着いている
  • 読む側も安心できる内容

たとえば『おつきさまこんばんは』は、静かな夜の空気にぴったり合う1冊で、私も子どもも自然と眠りに入ることができました。
また、『じゃあじゃあびりびり』や『ねんね』のように、リズムがあって短い絵本は、疲れている日でも読んであげやすく、習慣づけにも役立ちます。

もちろん、正解はひとつではありません。
大切なのは、「親が好きになれる絵本」を見つけることです。
読み手が心から楽しめる本は、きっと赤ちゃんにもその気持ちが伝わります。

寝かしつけに悩んでいるパパママにとって、絵本はただのツールではなく、お互いの心を落ち着ける「安心の合図」になると思います。

この記事が、あなたと赤ちゃんにぴったりの1冊に出会うきっかけになればうれしいです。

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