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ハイハイ いつから 平均|月齢ごとの目安3パターン

赤ちゃんの成長は本当に人それぞれ――そう頭ではわかっていても、育児をしているとつい気になってしまうのが
「ハイハイはいつから始まるのか」という時期のことではないでしょうか。
特にSNSや育児アプリで「うちの子、6ヶ月でもうハイハイしました!」なんて投稿を見かけると、
うちの子はまだなのに…と焦ってしまうのも自然なことだと思います。

私も、第一子のときはその一人でした。
「もう8ヶ月になるのに、まだハイハイしてない…」「成長が遅れてるのかな?」と不安になり、
いろいろ検索したり、周りに聞いたりしていました。

でも、実際には10ヶ月近くで突然ずりばいからスイッチが入ったように動き出し、
「え、今までの不安って何だったの?」と拍子抜けしたのを覚えています。

この記事では、そんな悩みを抱えるパパママに向けて、
ハイハイが始まる「月齢ごとの目安」を3つのパターンに分けてご紹介します。
あくまで「平均」や「目安」であって、そこから早くても遅くても、それは「その子のペース」
必要以上に比べすぎず、見守るための参考になればうれしいです。

さらに、私自身が子どもたち2人と向き合うなかで実感した
「焦らない理由」や「相談の目安」についてもくわしく解説しています。

検索でここにたどり着いた方の多くが、「他の子と比べて遅いかも…」と心配になっているかもしれません。
でも、ハイハイの時期に“正解”はありません。
この記事が、その不安を少しでも軽くするお手伝いになれたら――
30代パパの実体験を交えて、正直な気持ちでお届けします。

ハイハイ いつから 平均|はじめに知っておきたいこと

育児本の数字だけを気にしすぎないで

「ハイハイは何ヶ月から始まるのが普通なんだろう?」
そんな疑問を持って育児本やネットを見てみると、「平均は7〜9ヶ月」といった数字がよく出てきます。

確かに目安として参考になりますが、その数字を鵜呑みにしてしまうと、かえって不安が大きくなってしまうことがあります。

私も第一子のとき、8ヶ月を過ぎてもハイハイを始めなかった息子に不安を感じ、
「うちの子は発達が遅れているのでは…」と悩んでいた時期がありました。

しかし保育士の友人や健診の先生に相談してみると、
ハイハイの時期には本当に幅があるということが分かりました。

6ヶ月で始める子もいれば、10ヶ月すぎてから動き出す子もいる。
それぞれの子に合ったペースがあるという事実に触れて、肩の力が抜けました。

数字はあくまで統計上の目安であって、赤ちゃん自身の発達とは別のもの。
大切なのは、「今、その子が少しずつでも前に進んでいるか」に目を向けることです。

比べず、焦らず、見守ることが、親にできる最良のサポートになると感じています。

親ができるのは「見守ること」

子どもがなかなかハイハイしないと、「どうにか促してあげた方がいいのでは?」と考えてしまうこともあると思います。
私もまさにそうでした。

SNSや育児アプリを見るたびに、同じ月齢の子が活発に動く姿が目に入り、「焦り」の気持ちが大きくなっていくのを感じました。

そこでうつ伏せにさせたり、足を支えてみたりしましたが、
結局のところ、赤ちゃん本人が動きたいと思わなければ意味がないということに気づきました。

むしろ無理をすると、赤ちゃんが嫌がって泣いたり、反らせたりすることもありました。

それよりも、広くて安全なスペースをつくって、
「自由に寝返りしたり、足をバタつかせたりできる環境」を整えるほうがずっと有効でした。

赤ちゃんが「動いてみようかな」と思うタイミングを尊重することが、結果的に自然なハイハイにつながるのだと思います。

焦らず、せかさず、その子のペースを信じて見守ること。
小さな変化に気づいて、喜びを共有することこそが、育児の醍醐味だと感じました。

ハイハイ いつから 平均|3つの月齢パターン

① 早めの子は5〜6ヶ月でスタート

ハイハイが早く始まる子は、生後5〜6ヶ月ごろから前に進み始めるケースがあります。
我が家の娘もこのタイプで、6ヶ月を迎える頃にはずりばいのような動きを見せはじめ、
あっという間に膝をついたハイハイへと変化していきました。

早い子は

  • 首すわり
  • 寝返り
  • おすわり
が順調に進んでおり、運動発達全体のテンポが速めなのかもしれません。

我が家でも、やわらかいマットを敷いた広めのスペースで自由にゴロゴロできる時間を大切にしていました。
それが動き出す後押しになったのかもしれません。

ただし、早く動けるようになると

  • 誤飲
  • 転倒
  • コンセントや家具の角
といった危険も増えるため、安全対策は早めに行うことをおすすめします。

成長が早ければ良いということではなく、「その子が楽しそうに動いているか」が一番大切だと感じました。

② 平均的には7〜9ヶ月が中心

多くの赤ちゃんがハイハイを始めるのは、7〜9ヶ月が中心だと言われています。
育児本や定期健診の資料にもこの時期がよく紹介されています。

うちの息子も8ヶ月ごろ、お気に入りのぬいぐるみを追いかけて動き出しました。
「ついに来た!」という喜びがあったのを今でもよく覚えています。

この時期の子どもは、

  • 筋力
  • バランス感覚
  • 興味の幅
が急激に育ち、好奇心のままに動くようになります。

私たちはリビングに柔らかいマットを敷き、

  • 安全なスペースを確保
  • おもちゃを少し離した位置に置く
ことで、「自分で取りに行く」動きが自然に引き出せるよう工夫していました。

親ができるのは、「やらせる」ことではなく、やってみたくなる環境づくりです。
焦らず、見守る気持ちを忘れないようにしたいですね。

③ ゆっくり派は10ヶ月すぎでもOK

10ヶ月を過ぎてもハイハイが始まらないと、どうしても不安になってしまいますよね。
うちの長男がまさにその「ゆっくり派」で、11ヶ月までおすわり専門でした。

寝返りも遅く、「この子はいつ動くのだろう」と心配する日々が続きました。

ですがある日、リモコンを目がけて突然動き出し、その日からどんどん行動範囲が広がっていきました。
「今までの静けさは何だったんだ」と思うほどの変化でした。

小児科の先生からは、

  • 発達には幅がある
  • 順番通りでなくても問題ない
という言葉をいただき、心が軽くなったのを覚えています。

中にはハイハイを飛ばして、いきなりつかまり立ちを始める子もいます。
その子のペースで進めば、それが正解だと、今では心から思います。

ハイハイ いつから 平均|パパが焦らなかった理由

おすわり→寝返り→ハイハイの順が多い

赤ちゃんの発達の順序としてよく見られるのが、「おすわり→寝返り→ハイハイ」という流れです。
我が家の第一子もまさにこの順で、成長を重ねていきました。

最初におすわりが安定し、そこから体のひねりを使って寝返りができるようになり、
その延長線上で自然とハイハイが始まったという感じです。

この順番を知っていたおかげで、
「今は寝返りに集中している時期なんだな」と心に余裕をもって見守ることができました。

仮にハイハイがなかなか始まらなくても、

  • 寝返りがしっかりできているか
  • うつ伏せを嫌がらずにできているか
など前段階の動きに注目することで、不安が和らぎました。

発達は積み木のように重なるものだと私は感じています。
それぞれの動きを一つひとつ丁寧に見守ることで、次の動きも自然と出てくるはずです。

下の子は全然違ったという話

上の子の育児経験から「次もこう進むだろう」と思っていたのですが、
下の子は全く違う発達の順をたどりました

なんと、寝返りをほとんどしないまま、いきなりハイハイを始めたんです。
最初は「大丈夫かな?」と驚きましたが、本人はご機嫌そのもので、動きたくてたまらないといった様子でした。

念のため小児科で相談してみたところ、

  • 発達には個人差がある
  • 順番通りじゃなくても問題ない
と説明され、心から安心したのを覚えています。

そこからは「この子なりのペースを大切にしよう」と意識を切り替え、
育児マニュアル通りじゃなくても良いと感じるようになりました。

子どもは一人ひとり違う育ち方をする
それを下の子が実際に教えてくれたことは、親としてとても大きな学びになりました。

ハイハイ いつから 平均|こんなときは相談を

ずりばいもまったく見られない

ハイハイの前段階とされる「ずりばい」がまったく見られないと、不安になるのは自然なことだと思います。
我が家でも長男が9ヶ月を過ぎても前に進もうとせず、ただゴロゴロしている姿を見て「大丈夫かな…」と心配していました。

そこで保育士の知人に話を聞いてみると、

  • ずりばいをせずにいきなりハイハイする子
  • つかまり立ちから歩き出す子
もいるそうで、個性の一つと考えてよいとのことでした。

とはいえ不安は消えず、小児科に相談したところ、
発達チェックをしてくださり、「問題ありません」とはっきり言ってもらえたことで、気持ちがぐっと軽くなりました。

親の不安は、遠慮せず相談していい
育児の現場でそう思えるようになった経験です。

寝返りや首すわりもまだ不安な場合

赤ちゃんの発達には個人差があると分かっていても、
「寝返りが遅い」「首がまだすわらない」といった不安は、つきまとうものだと思います。

我が家でも、6ヶ月を過ぎても首すわりが不安定で、寝返りも見られなかったため、
「このままで大丈夫かな…」と悩んでいました。

そんなときに、小児科で相談したところ、

  • 筋肉のつき方
  • 体格
によっては、少しゆっくり進む子もいると教えてもらいました。
実際に診てもらって、「経過観察で問題ありません」と言われたことで、必要以上に心配せずに済んだのです。

不安な気持ちを一人で抱え込まず、誰かに話すことの大切さを実感しました。

比べるよりも、知ること。確認すること。
それが、安心して育児と向き合う第一歩なのだと思います。

まとめ|ハイハイは「その子のペース」で育つもの

ハイハイがいつから始まるのか――これは育児中の親にとって大きな関心ごとのひとつです。
周囲の子と比べて早い・遅いと気になってしまうのは、誰にでもある自然な感情でしょう。
私も第一子のとき、同じ月齢の子が活発に動いているのを見ては、「うちは大丈夫かな…」と何度も心配していました

しかし、子どもの発達には驚くほどの個人差があります。
平均的には7〜9ヶ月ごろにハイハイが始まる子が多いとはいえ、

  • 5〜6ヶ月でスタートする子
  • 10ヶ月を過ぎてから動き出す子
も、珍しくありません。

それぞれの子どもが、それぞれのタイミングで、自分に必要な力をためている。
そう考えるようになってから、私は「遅い」ことを心配するのではなく、「今どんな準備をしているのか」に目を向けるようになりました。

実際に、うちの下の子は寝返りもほとんどせず、いきなりハイハイに進みました。
順番通りじゃないと不安だった私ですが、小児科の先生のひと言――「その子なりの道を進んでいるだけですよ」――に救われました。

親ができることは、

  • 焦らずに環境を整えること
  • 変化を見逃さず、喜んであげること
  • 必要があれば、迷わず相談すること
それだけで、子どもは安心して次の一歩を踏み出せるのだと思います。

「他の子と違っても、それがこの子の正解」
そう思えたとき、育児の不安はずいぶん軽くなりました。

ハイハイは、できた瞬間も嬉しいですが、そこに至るまでの小さな変化や挑戦こそが宝物です。
そして、それを一番そばで見守れるのが親である私たちなのだと、日々実感しています。

どうか、焦らず、比べず、「うちの子らしさ」を信じてあげてください。
今日も少しずつ、前に進んでいます。

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