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夜泣き 放置 1歳|試して後悔した3つの方法

1歳の夜泣き、想像以上にきついですよね。
私自身、「もう無理…」と思った夜は一度や二度ではありません

どう対応すればいいのか悩みながら、
ネットで「放置してみたら寝た」「あまり構わないほうがいい」という情報を見て、
思い切って“放置”という選択を試してみたこともあります。

けれど、いざやってみると――
「これは違ったかもしれない…」と後悔する場面がいくつもありました。

この記事では、そんな私が実際に試して後悔した3つの放置法を赤裸々にご紹介しながら、
どんなときに“放置”が逆効果になるのか
そして「じゃあどうしたらいいのか?」についても具体的にまとめました。

完璧な対応なんて、どの親にもできません。
でも、ほんの少しだけ“気づき”があるだけで、夜がラクになることもあります。

同じように悩んでいるパパやママの心が、
少しでも軽くなるきっかけになれたら嬉しいです。

夜泣き 放置 1歳|はじめに伝えたいこと

「放置したくなる夜」があるのは普通

正直に言うと、夜泣きが続くと「もう無理」「今日は放っておきたい」と思う夜は誰にでもあります。
私自身も、何度もそう感じたことがあります。

育児は24時間休みなしで、特に夜の寝不足は体にも心にもこたえます。
「泣いててもそのうち寝るかも」と思って、
布団をかぶって耳をふさぎたくなる気持ち、よく分かります。

でも、それは親としての怠けではなく、ごく自然な感情だと思います。
まずは自分を責めすぎないことが大切です。

放置したくなる夜があったとしても、それは
あなたが育児に真剣に向き合っている証拠です。
頑張っているからこそ、限界も感じる。
私はそれを声を大にして伝えたいと思います。

放置=悪とは限らないが注意は必要

「放置=絶対に悪い」と決めつける必要は、ないと私は思っています。

実際、育児書や専門家の中には、
「すぐに抱っこせず、少し様子を見るのも必要」と書いてあるものもあります。

ただし、それが“長時間の完全放置”になると、
赤ちゃんの安心感や信頼関係を損なうリスクも出てきます。

特に1歳ごろの赤ちゃんは、不安を感じやすく、
夜泣きはそのサインでもあると言われています。

だからこそ、「泣いていてもすぐ行かない」ことと、
「見守る」ことの違いを意識しておくことが大切です。

放置が悪いのではなく、
“どう放置するか”“どれくらいの時間か”がポイントになります。

自分のためにも、赤ちゃんのためにも、
放置に頼りすぎないバランスを探っていきたいところです。

夜泣き 放置 1歳|試して後悔した3つの方法

① 抱っこもせずに完全無視した結果

ある晩、限界まで疲れていた私は、娘が夜泣きを始めたときに
完全に無視するという手段をとりました。

抱っこも声かけもせず、ただ布団に入り目をつむって耐えるだけ。
最初は泣き声も小さくなって「もしかして効果あるかも」と思いましたが…

翌朝、娘の機嫌は最悪 抱っこしようとしても反り返って泣くし、
目も合わせてくれませんでした。

その後も数日間、情緒が不安定な様子が続き、
「あの一晩の放置」が娘の心に影を落としたのではと、
深く後悔しました。

泣いても“完全に無視”するのは、
親子の信頼関係にひびが入る可能性があると身をもって学びました。

② 自分のスマホに集中して泣き声スルー

スマホを見ていたら泣き声が気にならなくなるかも、
という軽い気持ちで、夜泣き中にYouTubeを流してみた日がありました。

確かに自分の気がまぎれて、少し楽には感じたのですが、
ふと顔を上げると娘が泣きながらこちらを見つめていたのです。

その目が「なんで見てくれないの?」と
訴えているようで胸が締めつけられました

赤ちゃんは言葉ではなく、視線で気持ちを伝えることもあります。
「気づかないふり」がどれほど大きな影響を与えるのか、
深く反省した経験です。

③ 泣いたら「お茶」や「おやつ」でごまかす

泣き止ませるために、お茶を飲ませたり、おやつをあげたり――
その場しのぎの方法を何度か試したことがあります。

確かに一時的には泣き止むことが多く、
「これは楽かも」と思ったのですが、

「泣けばもらえる」と覚えてしまったようで、
夜中に起きるたびにお茶やおやつを要求するようになりました。

その結果、飲みすぎ・食べすぎでお腹を壊すことにもつながり、
生活リズムも乱れてしまったのです。

食べ物でごまかす方法は一時しのぎにはなっても、
根本的な解決にはなりません
健康面や習慣形成への影響を考えても、避けるべき対応だと実感しました。

夜泣き 放置 1歳|試してよかった対応法

そばで静かに見守るだけでも安心感に

放置ではなく、そっと寄り添ってみること
私が試してみて良かった対応のひとつが、
「抱っこはしないけど、そばに座って見守る」方法でした。

最初は泣き続けていても、数分後には徐々に落ち着き、
最終的には眠ってくれることが多くなったのです。

1歳の子どもにとって安心できるのは、
“触れられること”よりも“そばにいること”なのかもしれません。

実際、子どもの視線がこちらを探していることも多く、
目が合った瞬間に泣きやむこともありました。

「パパいるよ」と態度で伝えることが、
何よりの安心材料だったと実感しています。

無理に抱っこしたり、泣き止ませようとする必要はありません。
ただそばで静かにいるだけで、十分なときもあります。

声だけかける「見守りモード」が効果的

夜泣きがひどいとき、「見守る」と言っても何もしないのは不安でした。
そんなときに私が取り入れたのが、“声だけかける”対応です。

暗い部屋の中で布団から出ずに、
「大丈夫だよ」「そばにいるよ」と小さく声をかけるだけ。

それだけで泣きやむわけではないものの、
泣き方が穏やかになったり、落ち着くまでの時間が短くなることがありました。

この方法は、親の体力的負担を軽減してくれる点でも効果的です。

「今すぐ抱っこできない」「上の子を起こしたくない」
そんな場面でも無理なく使える方法でした。

声のトーンや言葉選びは、その子に合わせて調整するのがポイント。
“見守りモード”はシンプルだけど、ちゃんと届く手段だと感じています。

夜泣き 放置 1歳|こんなときは小児科も

夜泣き+発熱・せき・下痢がある場合

夜泣きがひどいだけでも心配ですが、
そこに発熱・せき・下痢といった症状が加わった場合は、
迷わず小児科を受診することをおすすめします。

私の息子が1歳のとき、夜中に激しく泣き続けた後、
朝方に熱を出し、下痢も始まりました。

最初は「夜泣きがひどいだけかな」と様子を見ていたのですが、
結局ウイルス性の胃腸炎で、もっと早く気づいてあげればと悔やみました。

赤ちゃんは、体調の変化をうまく言葉で伝えられません。
だからこそ、“泣き+体調不良”は見逃さないようにすることが大切です。

親が「なんとなく変だな」と感じたとき、
それが重大なサインかもしれません。

泣き方が急に変わったら要注意

泣き方には、その子なりのリズムやトーンがあります。
私はいつもの泣き方を聞き慣れていたからこそ、
「今日は何か違う」という違和感に気づけました。

たとえば、

  • 声の高さが急に変わる
  • 泣く時間が極端に長くなる
  • 体を反らして苦しそうにしている
これらは身体に不調があるサインかもしれません。

実際、我が家では“いつもと違う泣き方”がきっかけで、
耳の炎症が見つかったこともあります。

放置が悪いというよりも、“泣き方の変化”を見逃さないことが大切です。

夜泣きに慣れていても、「これは違う」と思ったときは、
病院に相談する勇気を持っていいと思います。

まとめ|「放置しない育児」じゃなくていい

泣くことにも意味がある

赤ちゃんが夜に泣くのには、必ず理由があります
もちろんお腹が空いたとか、オムツが濡れているなどの理由もありますが、
1歳ごろの夜泣きは原因が見えにくいことも多いです。

私は「泣くこと自体が感情の出口なのかもしれない」と思うようになりました。
昼間の刺激や不安を、夜になって一気に吐き出しているように感じたのです。

大人もイライラしたり、不安になったとき、
誰かに話したくなることってありますよね。
でも赤ちゃんにはまだ「話す手段」がない。
だから“泣く”という形で伝えているのかもしれません。

それを「わがまま」や「甘え」と決めつけず、
ひとつの表現として受け止めることで、
こちらの気持ちも少し変わります。

泣き声にストレスを感じていた私も、
「この子、今日もがんばったんだな」と思えるようになってから、
ほんの少しだけ心が楽になりました

泣かない子に育てるのではなく、
「泣いてもいいよ」と思える関係を目指していけたら、
それが親子にとってやさしい在り方なのかもしれません。

「パパなりの関わり方」でいい

育児をしていると「こうすべき」「こうじゃないとだめ」という情報が多くて、
正直プレッシャーを感じることもあります。

特に夜泣きに関しては、
“すぐに抱っこするべき”や“放置してはいけない”など、
“正解”を押しつけられているような感覚に陥ることもあります。

でも私は、正解は家庭の数だけあると信じています。

たとえば、私は腰が弱くて長時間の抱っこが苦手です。
だからこそ「声だけかける」「そばに座って見守る」など、
自分にできる関わり方を模索してきました。

それでも、子どもはちゃんと私の気持ちを受け取ってくれていたと感じます。
完璧じゃなくても、毎日少しずつ積み重ねていくことが大事なんだと思いました。

誰かと比べる必要はありません。
自分ができる形で、「パパなり」でいいと胸を張れるようになったこと、
それこそが育児を続ける力になっています。

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