「赤ちゃんは可愛い。でも、腰が限界…」
そんなふうに感じたことはありませんか?私は30代のパパですが、育児が始まってからというもの、腰痛との戦いがずっと続いています。
とくに赤ちゃんが生後3ヶ月を過ぎた頃から、「抱っこしないと泣く」「中腰でのおむつ替えが続く」「ベビーバスが低くて腰が痛い」など、毎日の動作が積み重なっていくうちに、じわじわと腰に負担がかかってきました。
最初はストレッチや湿布でどうにかしようとしましたが、根本的にラクにするには“道具の力”を借りるのが一番だと気づいたんです。
高価なものをそろえたわけではありません。でも、「これは使える!」と感じたグッズを取り入れるだけで、だいぶラクになりました。
この記事では、私自身が腰痛に悩みながらも試行錯誤してたどり着いた「腰への負担を減らすグッズ」を5つ、厳選してご紹介します。
どれも無理なく日常に取り入れられて、子どもとの時間を少しだけ心地よくしてくれるものばかりです。
腰痛をガマンする育児ではなく、少しでもラクに育児と向き合えるように。
同じように悩んでいるパパ・ママの参考になれば幸いです。
育児で腰痛になる理由とは?
かがむ・抱っこ・中腰が多い
育児中に腰を痛める一番の原因は、「姿勢の悪さ」と「同じ動作のくり返し」だと感じています。
赤ちゃんがいる生活では、とにかくかがむ・抱っこする・中腰になるという動作が増えるんです。
たとえばこんな場面が思い当たりませんか?
- 床でおむつを替えるとき
- ベビーベッドに寝かせるとき
- ぐずる赤ちゃんを何度も抱き上げるとき
私の場合、特に朝のバタバタしている時間に何度も中腰になり、そのあとで腰が「ピキッ」となることが何度もありました。
このように、日常の中で気づかないうちに腰へ負担がかかっているのが怖いところです。
だからこそ、毎日の動きを少しでも楽にできるグッズの存在が大切だと実感しています。
次の章では、その中でも「これは効いた!」と感じたものを紹介していきます。
パパは力任せになりがち
男性はどうしても“力で何とかしよう”としてしまいがちです。
私自身も「ちょっとくらい重くても平気」と思って無理をして、結果的に腰を傷めてしまったことがあります。
赤ちゃんを抱っこする時、ママと比べてパパはつい「腰を曲げて一気に持ち上げる」クセが出やすい気がします。
これが何度も続くと、知らない間に背中から腰にかけて大きな負担がかかってしまいます。
たとえば、ポルバンのヒップシートのような抱っこ紐を使うと、「力で支える」から「道具に支えてもらう」に変えることができます。
実際に使ってみると、肩と腰の負担がかなり軽くなったのを感じました。
がんばりたい気持ちは大事ですが、それ以上に「体を守る」ことも育児には欠かせません。
無理をしすぎず、グッズを活用することで、長く安定して育児と向き合えると私は思います。
腰痛対策はグッズ選びが重要
筋トレやストレッチだけじゃ足りない
腰痛対策として、よく筋トレやストレッチがすすめられますが、それだけでは育児中の腰痛は防ぎきれないと実感しました。
もちろん、体を整えることは大切です。でも、育児は「毎日くり返される負担」にどう対応するかがカギになります。
私も最初は動画を見ながらストレッチをがんばっていましたが、夜中の抱っこや低い姿勢でのおむつ替えが続くと、腰にかかる負担は変わらなかったんです。
つまり、生活そのものを少しでもラクにする工夫がないと、根本的な解決にはつながらないと感じました。
そんなときに試してみたのが、「抱っこ紐の見直し」と「おむつ替え台の導入」です。
例えばポルバンのヒップシートは、重さを腰だけでなくお腹周りにも分散できるので、負担が大きく変わります。
また、腰の高さで作業できるおむつ台を使うと、しゃがむ回数が大幅に減りました。
筋トレだけに頼らず、グッズをうまく活用することが、育児中の腰痛対策では大切だと考えています。
毎日の育児で“無理なく使える”ものを
腰痛を軽くするには「毎日の中で自然に使えるかどうか」がポイントになります。
いくら評判がいいグッズでも、使うのに時間がかかったり、装着が難しかったりすると、結局続きません。
私が続けられたグッズには共通点がありました。それは、
- すぐに手に取れる
- 使い方が簡単
- 疲れていても使う気になれる
このような「無理のない仕組み」があるものこそ、長く使える腰痛対策だと思います。
特におすすめしたいのが「ネムリラ オートスウィング」のような電動バウンサーです。
赤ちゃんが自動で揺れてくれるので、抱っこの時間が減り、パパの腰も休まります。
最初は「高いかな…」とためらいましたが、使ってみるとその価値をすぐに感じました。
無理なく・気軽に・毎日使えることが、育児と腰痛の両立において、実は一番大切な条件かもしれません。
育児 腰痛 軽減グッズ5選【体験談】
① ヒップシート抱っこ紐(例:ポルバン)
腰痛がつらくなる前に、抱っこ紐の見直しは必須だと感じました。
とくに長時間の抱っこで腰が痛くなる方には、「ヒップシートタイプ」がとてもおすすめです。
私が選んだのは「ポルバン アドバンス」。腰ベルトがしっかりしていて、赤ちゃんの重さが肩と腰にバランスよく分散されます。
普通の抱っこ紐と違い、お腹のあたりで支えるので腰だけに負担が集中しません。
さらに、装着がかんたんで、パパでもサッと着けやすいのが嬉しいポイントでした。
力任せの抱っこから卒業できたことが、腰痛軽減につながった大きなきっかけだったと思います。
② 授乳クッション(高さ調節がカギ)
授乳中の前かがみ姿勢も、腰を痛める大きな原因になります。
それを実感してから取り入れたのが、高さ調整ができる授乳クッションです。
特に良かったのは「ミッフィー 授乳クッション(厚み調整タイプ)」。
中の綿を出し入れすることで、赤ちゃんの位置をちょうどいい高さに合わせられるんです。
以下のようなメリットを感じました:
- 腰を曲げすぎずに授乳できる
- 赤ちゃんの体勢が安定する
- 寝落ちしても手が疲れにくい
毎日の授乳が少しラクになったことで、腰への負担も軽くなりました。
ママだけでなく、パパのミルク担当にも役立つグッズです。
③ ベビーチェアで“座り育児”
「ずっと立って抱っこしてると腰がしんどい…」そう思ったときに試してよかったのが、ベビーチェアの活用でした。
使い方を変えるだけで、育児のスタイルがぐっとラクになります。
私が重宝したのは「バンボマルチシート」。テーブル付きで、赤ちゃんを座らせておくと、少しの間だけ手が空くんです。
その間にパパは座ったままあやしたり、おやつの片付けをしたりと、“ながら育児”ができるようになりました。
無理に抱っこし続けるより、「赤ちゃんがご機嫌で座れる時間を作る」ことが腰にも心にも優しいと感じています。
④ おむつ替え台で中腰を防ぐ
中腰でのおむつ替えは、意外と腰にきます。
床に座っての作業が続くと、あっという間に腰がバキバキになっていました。
そこで導入したのが「リッチェル おむつ替えテーブル」。
ちょうど腰の高さで作業できるので、背筋をまっすぐに保ちながらお世話ができるようになりました。
最初は場所を取るかな…と心配しましたが、コンパクトに折りたためるタイプなら問題ありません。
腰を守るためにも、立ったままできる環境作りが何より大切だと実感しました。
⑤ 立って使えるお風呂マット
お風呂タイムの腰痛も見逃せません。
かがんで赤ちゃんを洗ったり、脱衣所でのケアなど、腰への負担はかなり大きいです。
私が使ってよかったのは「リッチェルのすべり止め付きバスマット」。
クッション性があり、立ったままでも足が安定するので、姿勢を無理に崩さずに済みます。
また、水はけがよく、すぐ乾く素材なのも嬉しいポイントでした。
お風呂のたびに腰を痛めていた日々から、ようやく抜け出せた気がします。
腰痛グッズは“続けられる”が大事
1日だけの効果じゃ意味がない
どんなに効果があっても、1日だけで使わなくなってしまうようなグッズは、本当の意味で「腰痛対策」にはならないと感じました。
育児は毎日続きます。そのなかでこそ、無理なく使えるものだけが「本当に役立つグッズ」になると実感しています。
私も過去に「これは良さそうだ」と思って買った腰用ベルトを数回使っただけで、結局は棚の奥にしまってしまった経験があります。
理由は、「巻くのが面倒」「座るとズレる」「洗うのが大変」など、小さなストレスの積み重ねでした。
以下のような視点で選ぶことが、続けるコツだと思います。
- 時間をかけずに使える
- 動きを妨げない
- お世話中でも自然に使える
効果があっても「使い続けられない」ものは、育児中の忙しさの中では続かないというのが、いくつも失敗して学んだリアルな気づきです。
「これなら使える」と思えたかどうか
実際に使ってみて「これなら続けられそう」と感じることが、腰痛グッズを選ぶうえで一番大切だと思います。
私の場合、「見た目」や「人気ランキング」ではなく、自分の生活に合うかどうかを重視するようになりました。
たとえば、「ポルバンのヒップシート」は、見た目はややごつめですが、装着がかんたんで、子どもがぐずったときにすぐ使える点が決め手になりました。
逆に、おしゃれなタイプの抱っこ紐は構造が複雑で、装着に時間がかかるため、途中から使わなくなってしまった経験もあります。
また、授乳クッションに関しても、「高さが変えられるタイプ」は家族みんなで共有できるので長く使えました。
つまり「これ、自分でも無理なく使えるな」と思えるグッズは、自然と生活に溶け込んでいきます。
“いい道具”とは、使う人が続けられる道具。この基準で選ぶようになってから、腰の負担もずいぶん減ってきました。
まとめ|腰痛と向き合う育児のコツ
自分の体を守ることが、家族を守ること
育児で大切なのは、赤ちゃんや家族のことだけではなく、自分の体を大切にすることだと実感しています。
とくに腰の痛みは、気づかないうちに育児や生活の質を下げてしまうため、後回しにせず早めに対策することが重要です。
私自身、子どもが生まれてからの半年間は「とにかく頑張らないと」と無理をしてきました。
寝不足でも抱っこ、腰が痛くてもおむつ替え…気づけば常に湿布を貼っているような状態になっていました。
でもある日、ぎっくり腰のような強い痛みに襲われ、動けなくなってしまったことがありました。
そのとき、改めて気づいたんです。「自分の体を守らなければ、家族のことも守れない」と。
それからは、次のような考え方に切り替えました。
- 無理にがんばりすぎない
- 道具や環境を見直す
- 「頼ることは悪くない」と自分に許す
特に「ポルバンのヒップシート」や「高さ調節ができる授乳クッション」は、自分の体を守るための大きな味方になってくれました。
「体を痛める前に、できることから少しずつ変えていく」。それだけでも、心の余裕が生まれます。
育児は体力勝負ですが、同時に「自分をいたわる力」も求められると感じています。
パパである自分の健康こそが、家族の安心につながると信じて、これからも腰痛とうまくつきあっていきたいです。
グッズを味方にして「笑顔」を増やす
腰痛対策グッズは、ただ痛みを減らす道具ではなく、「笑顔の時間を増やす手段」だと僕は思っています。
道具を使うことで、少しでも身体がラクになる。その分、子どもとの時間にも心のゆとりが生まれるからです。
以前の僕は、重たい抱っこに耐えながら「早く寝てくれないかな」と思っていました。
でも「ポルバン」のヒップシートを使ってからは、“腰の痛みを気にせず赤ちゃんを抱ける”ようになり、子どもに対して優しく接する気持ちの余裕ができました。
さらに、授乳クッションやバウンサー、立ったまま使えるおむつ替え台など、どれも“ラクするため”というよりも、“笑顔で向き合うため”に導入した感覚があります。
腰痛があると、それだけで表情がこわばり、子どもにも伝わってしまうんですよね。
でも、ちょっとラクになるだけで、「よし、今日はこのまま外に散歩行けるかも」と前向きになれます。
まとめると、以下のようなポイントが大切だと感じました:
- 「ラク=手抜き」ではないと考える
- パパ自身の笑顔が、子どもに安心感を与える
- 道具は「頑張らない工夫」として前向きに取り入れる
子どもの成長はあっという間。
だからこそ、腰痛でつらい思いを抱えながら過ごすのではなく、少しでも笑っていられる時間を増やすために、グッズの力をかりることはとても価値があると、心から思います。