「7倍粥って何?」「炊飯器で作っても大丈夫?」
離乳食の中期に入ると出てくるのが“7倍粥”ですが、初めて作るときは不安がいっぱいでした。
僕自身、最初はお米と水の量を間違えたり、鍋で焦がしたりして、「これ本当に赤ちゃんにあげていいのかな…」と戸惑ったことを今でも覚えています。
けれど、炊飯器を使えば、難しそうに見える7倍粥も簡単に失敗なく作れます。
火加減を見張る必要がないから、育児と家事に追われる日々でも「よし、作ってみよう」と思えたんです。
この記事では、炊飯器で作る7倍粥のやり方、そして作ったあとの保存方法まで、実体験にもとづいて詳しく解説します。
特別な調理スキルは必要ありません。必要なのは「やってみよう」という気持ちだけ。
「離乳食作り=ママの仕事」だと思っていた昔の自分に教えてあげたい。
パパでも作れる。むしろ、パパが作れるようになると毎日がちょっとラクになる。そんな気づきが、僕の中にはありました。
本記事では、次のようなことが分かります:
- 炊飯器で7倍粥を作るための準備とポイント
- お米と水の正しい比率
- 作ったあとのおすすめ保存方法3選
この記事を読めば、今日からすぐに7倍粥づくりが始められます。
これから離乳食中期に進むお子さんを育てている方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。
離乳食 7倍粥 炊飯器で作る理由
炊飯器なら火加減を気にしなくていい
離乳食づくりにおいて、火加減の調整は意外とむずかしいポイントです。
僕も最初は鍋でコトコト煮る方法に挑戦したのですが、少し目を離しただけで焦がしてしまい、何度も失敗しました。
そのたびに「ああ、またやっちゃった…」と落ち込みながら、赤ちゃんには市販のベビーフードを使うしかありませんでした。
その後、炊飯器を使うようになってから、失敗はほとんどなくなりました。
炊飯器には「おかゆモード」が付いているものが多く、火加減を自動で調整してくれるため、ボタンひとつで放っておくだけでOKです。
たとえば、我が家では「象印 マイコン炊飯器」を使用していますが、おかゆモードを選ぶだけで、とろっとやわらかい7倍粥が炊き上がります。
火加減の心配がいらないというだけで、気持ちがぐっと楽になります。
離乳食に慣れていないパパでも、安心して取り組めるのが炊飯器のいいところです。
赤ちゃんにやさしいおかゆを、失敗せずに作れる安心感は何にも代えがたいと思います。
ママも助かる!パパでも作れる手軽さ
炊飯器で作る7倍粥は、手順が少なくシンプルなので、パパでも続けやすい方法です。
僕もそうでしたが、「離乳食ってむずかしそう」「道具が多くて大変そう」という先入観があり、最初はなかなか一歩を踏み出せませんでした。
でも、実際にやってみたら、やることはこれだけなんです:
- お米をやさしく洗う
- 7倍の水を加えて炊飯器に入れる
- 「おかゆモード」で炊くだけ
これなら料理が得意でなくても、育児の合間に無理なく取り組めます。
炊飯器が勝手にやってくれるから、子どもと遊んでいる間に完成する、そんな感覚に近いです。
ママが疲れているときや、他のきょうだいの相手で手が離せないときにも、パパがごはんを作れるだけで、家庭がまわりやすくなります。
僕はそれを経験して、「パパでもできる」ことの大切さを実感しました。
離乳食 7倍粥 炊飯器での材料と準備
必要なのはお米と水だけ
7倍粥の材料はとてもシンプルで、お米と水さえあれば作れます。
僕も最初に知ったとき、「え、それだけでいいの?」と驚きました。
離乳食って手が込んでいそうなイメージがありましたが、基本を知るとぐっと気が楽になります。
具体的には、以下のように量を決めると分かりやすいです。
- お米:大さじ1(約15g)
- 水:105〜120ml(7倍になるよう調整)
お米は無洗米でも構いませんが、赤ちゃんの体にやさしいよう、軽くすすぐのがおすすめです。
我が家では「秋田こまち」を使っていますが、粘りが少なく離乳食にぴったりでした。
お米と水だけで作れるからこそ、ハードルが低く、パパでもすぐに始められます。
まずは気軽に「試してみる」ことからスタートしてみましょう。
便利な道具もそろえておくと安心
材料が少ない分、調理や保存をラクにする道具をそろえておくと、失敗しにくくなります。
僕も最初は家にあるもので済ませようとしましたが、やりにくさや洗い物の多さにストレスを感じてしまいました。
試してみて「これは便利!」と感じた道具をまとめると、以下の通りです。
- 小さめの計量カップ(お米と水を正確に測る)
- 茶こしやミニザル(炊きあがったおかゆを裏ごしする)
- 耐熱保存容器や製氷皿(小分け冷凍に便利)
- シリコンスプーン(赤ちゃんの口にやさしい)
我が家では「ピジョンの離乳食調理セット」が活躍しています。
すりつぶし・裏ごし・保存まで一通りそろっていて、使い勝手がとても良いと感じています。
道具がそろっているだけで気持ちにも余裕が出ますし、時間にもゆとりが生まれます。
離乳食は毎日のことなので、ストレスを減らす工夫はとても大事だと実感しています。
離乳食 7倍粥 炊飯器での作り方
お米と水の比率は1:7が基本
7倍粥は、お米と水の比率が「1:7」になるように計量するのが基本です。
僕も最初は「なんとなくこのくらいかな」と目分量で作っていたのですが、出来上がりが固すぎたり、水っぽくなりすぎたりしてしまいました。
毎回違う仕上がりでは、赤ちゃんもびっくりしてしまいます。
そこで意識したのが、きちんと測ることでした。今は次のように決めています:
- お米 大さじ1(約15g)
- 水 105〜120ml(炊飯器によって調整)
この比率にしてから、粘度もちょうどよく、裏ごしもスムーズにできるようになりました。
離乳食は「毎日作るもの」なので、最初から正しい分量を覚えておくと、後がとても楽になります。
また、使用するお米の種類や硬さでも仕上がりが変わるため、同じ比率でも多少の微調整は必要です。
我が家では「ゆめぴりか」よりも「あきたこまち」の方がやわらかく炊けて、赤ちゃんには合っていると感じました。
おかゆモードで炊けば失敗しにくい
炊飯器の「おかゆモード」を使えば、初心者でも失敗しにくくなります。
僕は最初、普通の白米モードで炊いてしまい、水分が少なくてパサパサの仕上がりになってしまいました。
その失敗から、正しいモードを選ぶことの大切さを実感しました。
多くの炊飯器には「おかゆ」や「やわらかごはん」モードがあります。
これを使えば、加熱時間や火加減を自動で調整してくれるので、特別な技術がなくても問題ありません。
たとえば、パナソニックの「IH炊飯器」はおかゆモードでも粒感が残りにくく、とろっとした口当たりに仕上がるため、離乳食づくりに向いていると感じました。
一方で、マイコン式の炊飯器は少量だと加熱ムラが出やすいため、耐熱容器に移して炊くのがおすすめです。
モード選びひとつで、手間も味も大きく変わります。
少しの工夫で「毎回うまくいく」という安心感が持てるようになりました。
離乳食 7倍粥 炊飯器での保存方法3選
冷凍保存は小分けトレーが便利
炊飯器で炊いた7倍粥は、冷凍保存することで育児がぐっと楽になります。
僕も毎回炊くのが大変で「何とかまとめて作れないか」と考えて、冷凍にチャレンジしました。
やってみると、平日がものすごく楽になり、心に余裕も生まれました。
冷凍保存のポイントは、小分けトレーを使うことです。特に便利なのが以下のタイプ:
- ピジョンの「フリージングトレー」:押し出しやすくて洗いやすい
- 100円ショップの製氷皿:手軽でコスパ良好
炊きたてのおかゆを熱いうちに小分けして、粗熱が取れたらすぐに冷凍庫へ。
1回分ずつ取り出せるから、調理のたびにラクできて時短にもつながります。
冷凍保存は、パパの「毎日作らなきゃ」というプレッシャーを減らしてくれる味方です。
解凍時の注意点と温め直しのコツ
冷凍した7倍粥は、解凍時に加熱ムラが出やすいため、ちょっとした工夫が必要です。
僕も最初、冷凍したままチンして「外は熱いのに中はカチカチ」という失敗をしました。
赤ちゃんが口にするものだからこそ、きちんと温めたいと思い試行錯誤しました。
今は次のような方法で解凍しています:
- 耐熱容器に移す
- 水を少し加える(乾燥防止)
- ラップをして電子レンジで30秒ずつ加熱
- 途中でよく混ぜる
加熱後はスプーンで温度を確認し、熱すぎないことをしっかりチェック。
冷たい部分が残っていないかも必ず確かめます。
慣れてしまえば、毎回同じ手順で安定した解凍ができるようになります。
忙しい朝でも、手早く準備できるようになりました。
作り置きの保存期間と目安量
冷凍した7倍粥の保存期間は、約1週間が目安です。
僕は最初、作りすぎて2週間以上冷凍してしまったことがあり、匂いや風味が気になって捨てる羽目になりました。
それ以来、作る量と保存のサイクルを見直しました。
現在は次のように決めています:
- 1回の炊飯で1週間分を作る(目安:大さじ2のお米でOK)
- 1日1~2回食べるとして、10〜14ブロックに小分け
- 日付を書いたシールをフタに貼って管理
冷凍期間が長くなると、風味が落ちて赤ちゃんが嫌がることもあるため、新鮮さを保つのが大切です。
少量ずつこまめに仕込むのが一番ムダがなく、衛生的にも安心できます。
毎日使うものだからこそ、管理の工夫でパパの負担もぐっと減らせます。
家族みんなが笑顔でごはんを迎えられるように、ムリなく続けていきましょう。
まとめ|炊飯器で7倍粥は簡単
育児を分担する一歩としてもおすすめ
7倍粥を炊飯器で作ることは、パパが育児に関わるためのはじめの一歩になります。
僕も最初は「料理は苦手だし、失敗したらどうしよう」と不安ばかりでした。
けれど炊飯器を使えば、手順がシンプルなので挑戦しやすく、思ったよりもうまくいったことで少しずつ自信もついてきました。
特におすすめしたい理由は以下の3つです:
- 火加減不要で失敗しにくい
- 時間ができたときにまとめて作れる
- 小分け冷凍で毎日の負担が減る
家族の中で「ごはんを作る役目」を分担できるようになると、自然と会話も増え、育児がチームプレイに変わっていきます。
ママの笑顔が増えたことで、僕も「やってよかった」と思えるようになりました。
小さな一歩が、家庭の雰囲気をやさしく変えてくれる。そんな体験を、この記事を読んでいるパパにもぜひしてほしいです。
自信がつけば他の離乳食にも挑戦できる
7倍粥づくりを続けることで、自然と他の離乳食にもチャレンジしたくなります。
僕も最初は「おかゆだけで精一杯」と思っていたのに、今では野菜ペーストやしらす入りのおかゆにも挑戦できるようになりました。
炊飯器でおかゆを作るときに一緒に小さく切った野菜を入れたり、炊きあがったあとに混ぜるだけでも、レパートリーが広がります。
たとえばこんな組み合わせが簡単です:
- 人参+じゃがいも → ミックス野菜がゆ
- しらす+青のり → カルシウムがゆ
- かぼちゃ+豆腐 → 甘みのあるやさしい味
少しずつ慣れてくると、味や食材の組み合わせを考えるのも楽しくなってきます。
「今日は何を混ぜようか」と考える時間が、僕にとっても子どもとの大切な関わりの時間になっています。
最初の一歩はおかゆだけで十分。でも、その一歩が「育児を楽しめるきっかけ」になっていくと、心から思います。